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GOLDメンバーズクラブ工場見学会レポート

小日向 京さん

文具ライター。文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。神戸の老舗文具店・ナガサワ文具センターのWEBページで「小日向京のひねもす文房具」を毎週更新。

第1部 イラストで解説!手帳工場見学ツアー

第1部は工場見学!知られざる手帳工場の裏側を
小日向さんにレポートしていただきました!

  • 印刷

    手帳づくりはまず【印刷】から始まります。人の背丈よりも高く、そして奥行きも長い印刷機械は、1時間に6~7000回転もさせながら用紙へ印刷していくのだそう。確かに、みるみる印刷後の用紙が機械の前へたまっていきます。しかしそれで終わりではない!インキ濃度で手帳の見え方が違ってくるといい、オペレーターの目視でのチェックが欠かせないのです。オペレーターは「色見台(いろみだい)」と呼ばれる作業台で、印刷状態をくまなく確認。この色見台がさすが印刷チェックする場所だけあって、照明が綺麗なことこのうえなく、ここで能率手帳ゴールドに予定を書いてみたいな…という気持ちになります。印刷チェックでNGとなった用紙までもが、美しくごみ箱の中にたたずんでいました。

  • 大断ち

    印刷用紙は1枚がとても大きく、手帳サイズにするなら何度も折りたたまなければならないほどの大きさです。印刷された用紙は微妙に正確な四角形になってない場合もあり、手帳ページの四角面に合わせて紙を断裁するのがこの【大断ち】の工程です。用紙の厚い束を裁断機に挿入して、モニター画面で精度を見ながらスッと裁断し、束を重ねて次の工程へと送るさまは、流れるようにエレガント!この工程にBGMをつけるなら、間違いなくウィンナーワルツではないか?と頭の中を優雅な音楽がかけめぐる…そして驚くべきはその裁断精度の高さで、0.2mmの線を真っ二つに切るほどなのです!軽やかな動きは、熟練の技によって培われているのだと知りました。

  • 折・丁合い

    手帳は一般書籍と同じように、16ページでひとまとまりに折られ、その【折】が順番に重ねられます。その折を順番に重ねる工程が【丁合い】です。私たちがふだん見られない「手帳の束の背」が、これらの工程では活躍するのです。しかも、2冊分の手帳が縦につながった状態で作業が進められていくのだそう。この2冊つながったところがとても魅惑的で…もはや「そのまま切らないで欲しい!」と懇願したい。今手にしている能率手帳ゴールドにも、一緒につながって工程を進めたもう1冊があったのだな。そのもう1冊は、今誰が手にしているのだろう──そんなもう片方の手帳に、想いを馳せたくなります。

  • かがり

    順番に重ねた折を接合するのが【かがり】の工程。1年間使い続ける手帳だから、丈夫な綴じが求められます。それだけでなく、開きがいいことも大事。その両方を叶えてくれるのが、強度の強い糸かがりです。機械の最終工程部分の上にいくつも並んだ糸の愛らしいことといったら!ここから2本の糸で、手帳用紙がかがられます。手元の能率手帳ゴールドを開いていくと、ノド中央に縫い目があるページで糸を見られます。週間スケジュールページでは、9週間に一度この糸の縫い目に出会えます。

  • 金付け

    能率手帳ゴールドを手にして開く時、目にとまるのが紙の厚み三方にわたる金色で、これぞ能率手帳ゴールド!という部分です。この金色を塗る工程が【金付け】です。金色といっても着色ではなく「本物のゴールド」が塗られているのですから、とびきり贅沢!そして見た目の高級感だけでなく、汚れにくい断面に仕上がるところが魅力です。その塗りかたは、紙束の側面にシート状の金箔を巻きつけて熱で塗るというもの。むらなく金箔を付けるためには熟練の技が問われます。まだ表紙のない手帳の中身が並べられ、ぐるりと三方に金箔が塗られた姿は圧巻のキラキラ。

  • 手くるみ

    能率手帳ゴールドの革表紙は、機械では接着できません。そこで熟練者の手作業で行われるのが、最後の工程【手くるみ】です。糊を本体に塗り、表紙と貼り合わせるまでがとても速くかつ正確!一度糊が付くと修正できないといいますから、スピードと正確さに加えて、集中力も求められる工程です。職人の皆様の目は真剣そのもの。自分なら、熊の毛のはけに気を取られて集中できないことは明白です。このはけが、とっても素敵で、聞けばとてもお高いのだとか…。能率手帳ゴールドを手にする時には、このはけが表紙と見返しの間に撫でられたことを思い出したいと思います。

第2部 GOLDメンバーズクラブ会員おおいに語る!

第2部は、いずれ劣らぬゴールドマニアたちによる意見交換会!
当日の感想とゴールドへの熱い想いの一部をご紹介します!

  • S.Yさん

    ゴールドで一番好きなのは紙。裏抜けもせず、万年筆との相性もOK。
    ハードにつかっても頑丈ですし、使い込んでのエイジングも楽しめる。
    使って完成する手帳って感じです。
    今回ガントチャートの使い方について皆さんに質問できてよかったです。

  • O.Yさん

    まだ30代ですが急に物忘れが激しくなり(笑)、3年くらい前にWEBから紙での管理に移行。
    自分でノートをレイアウトして書いてたんですが、
    ゴールドと出会って「昔の人はなんて便利なものを考えていたんだ」と。サイズ感も良くてずっと使ってます。

  • H.Yさん

    20年以上のゴールドユーザーです。過去の手帳もすべて引き出しに残してあります。
    今回、使い続けてきたものが目の前でできていく工程を初めて生で見られて感動しました。
    使い慣れたカタチで、どこに出しても恥ずかしくないゴールドをいつも肌身離さず携帯しています。

  • S.Nさん

    2年前まで別の手帳を使っていましたが、小日向さんのゴールド縦使いを見て感動してユーザーになりました。今日は憧れの小日向さんに出会えて感激しています。
    毎年2冊買って趣味用と仕事用で使い分けています。
    疲れていてもゴールドに触ると、肌触りがよくて癒されます。

  • I.Hさん

    まさか見学会に当たるとは思ってなくて、今日を楽しみにしていました。
    現場も見られたし、同じユーザーの方と話せたのもうれしかったです。
    メンバーズクラブサイトでも生の声が情報交換できるような場ができると嬉しいです。

  • H.Kさん

    工場見学中に従業員の方が挨拶してくださったのが印象的でした。
    黙々と作業されるイメージがあったのですが、いろんな方から「こんにちはー」と声をかけていただき、風通しのいい工場なんだなと思いました。
    仕事がしやすいからこそ、良いものが生まれるんですね。

  • Y.Mさん

    製造現場で実際に作っている人の顔や姿を見たことで、手作業に込めたこだわりだけでなく、その背後にある思いまで伝わってきて、自分のゴールドによりいっそう愛着がわきました。
    見学会に参加して本当に良かったです。

  • H.Yさん

    20年使っています。
    毎年9月になったら購入して、来年の構想を練るのを楽しみにしています。
    それが私にとっては毎年の「営み」になっています。
    寝る時も枕元においてひらめいたらパッとメモしています。

  • N.Eさん

    内定後に当時の部長から薦められたのがきっかけです。
    ゴールドだと若い新入社員でもきちんとした人として見ていただける気がします。
    小さなサイズも気に入っていて、万年筆との相性がいいです。
    レイアウトやサイズを変えずに、このままの状態で残してほしい手帳です。

  • S.Yさん

    使用歴は30年ほど。使い始めた動機は…昔のことなんで忘れました。(笑)
    慣れたものを使いたいので浮気したこともありません。
    製品としての質も高いですが、僕の中では日本の経済成長を支えてきたビジネスマンの手帳というイメージ。
    これからもずっと使うと思います。

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